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シロアリ駆除を自分でやってみた結果と注意点まとめ

シロアリ駆除を自分でやってみた結果と注意点まとめ 害虫駆除

家を守るために必要なシロアリ対策は、多くの住宅で見逃されがちですが、実は非常に重要です。

湿気の多い場所や築年数が経った家では特にシロアリ被害が発生しやすく、放置すると建物の寿命を縮めてしまいます。

この記事では、実際に「シロアリ駆除を自分でやってみた」経験を通じて得た具体的な手順や必要な道具、そしてその効果や限界について詳しく解説していきます。

さらに、業者に頼らず自分の手で駆除を試みる際に直面する課題や費用の違い、注意すべきポイントなどについても網羅します。専門業者に頼らずに自力で駆除を試みたいと考えている方に向けて、成功例と失敗例の両方を交えたリアルで実用的な情報をお届けします。

記事のポイント4つ

  • シロアリ駆除は自分でできるが、適切な知識と準備が必要
  • ホームセンターの薬剤や市販バルサンの効果を検証
  • 駆除費用の目安や確定申告の扱いも解説
  • 実際にやってみた体験談と失敗例から学べる

シロアリ駆除を自分でやってみた体験談とその方法

シロアリ駆除を自分でやってみた体験談とその方法

シロアリは自分で駆除できますか?基本知識を解説

結論から言えば、シロアリの駆除は自分でも可能です。

近年では市販の駆除剤の性能も向上しており、ある程度の初期対応や小規模な被害であれば、DIYでも対応できる可能性は十分にあります。

ただし、巣を完全に断つには高度な知識と専門的な道具が必要であり、目に見える部分だけを処理しても根本的な解決にはなりません。

特にシロアリは湿気を好み、木材や建物の構造部に深く入り込んで巣を作る性質があるため、表面的な対応だけでは再発のリスクがあります。しかも、気づいたときにはすでに家の土台や柱に深刻な被害が及んでいるケースも珍しくありません。

さらに、シロアリの種類によって効果的な駆除方法が異なるため、事前にシロアリの特性や生態を理解しておく必要があります。正確な被害状況の把握や進行具合のチェックも重要で、それによって使用すべき薬剤の種類や施工方法が変わってきます。

【参考】国土交通省や日本しろあり対策協会によると、床下の換気状況を改善し湿気を防ぐこと、雨漏りの修繕を怠らないこと、そして予防と並行した駆除を継続的に行うことが、再発を防ぐための鍵であるとされています。

シロアリ駆除を自分でやる方法はありますか?やり方まとめ

シロアリ駆除を自分でやる方法はありますか?やり方まとめ

自分でできるシロアリ駆除の方法には以下があります:

  • 市販のシロアリ駆除スプレーを使用し、発生箇所に直接噴霧する方法。即効性が高く、シロアリを目視で確認できる場合に効果的です。ただし、表面の個体にしか効かないため、巣の奥にいるシロアリには届かない可能性があります。再発を防ぐには定期的な噴霧が必要です。
  • ベイト剤(毒エサ)を床下や巣の近くに設置し、働きアリに巣へ持ち帰らせてコロニーごと駆除する方法。じっくり時間をかけて全体を駆除できるメリットがあります。設置位置とタイミングを誤ると効果が弱まるため、慎重な観察が求められます。
  • 木部処理剤を木材に塗布することで、物理的に侵入を防止し、すでに侵入している個体へのダメージも期待できます。乾燥後も効果が持続する商品も多く、予防としても有効です。木材の内部まで薬剤が届かない場合もあるため、あらかじめ被害の範囲を把握してから処理を行うとよいでしょう。
  • 床下換気扇の設置や除湿剤の設置など、環境を改善する手段もあわせて行うとより効果が高まります。シロアリは湿気を好むため、乾燥状態を保つだけでも被害を抑制できます。

作業前には必ず防護マスクや手袋を装着し、薬剤による健康被害を防ぎましょう。

また、風通しのよい状態で作業を行い、薬剤の成分を吸い込まないように注意してください。必要に応じて懐中電灯や鏡、這いずりシート、メモ用紙などを用意して作業の記録を残すこともおすすめです。記録を取ることで再発時に早期対応が可能になります。

戸建てのシロアリ対策を自分でやる際の手順と注意点

戸建てのシロアリ対策を自分でやる際の手順と注意点

戸建ての床下や基礎周辺に対する処置が非常に重要です。特に築年数の経過した住宅や、湿気が溜まりやすい構造の家ではシロアリのリスクが高くなるため、日常的なメンテナンスと早期発見がカギとなります。以下のような手順で対策を行いましょう:

  1. 被害箇所を特定(床の軋み・羽アリの発生場所・蟻道の有無などを調査)
  2. 乾燥状態の確認と換気対策(床下換気扇や除湿剤の活用も有効)
  3. ベイト剤・スプレー・塗布剤などを使って処理(症状に応じて使い分ける)
  4. 定期的な再確認と追跡処置(1〜3ヶ月ごとを目安にチェック)

上記手順に加えて、床下収納から潜入する方法を確保し、作業スペースを安全に整えておくことも忘れずに行いましょう。また、作業時にはヘッドライト・這いずりシート・カメラなどを活用して、視認性と記録性を高める工夫が求められます。

注意点:

  • 湿気が多い場所では効果が薄れる可能性があるため、薬剤の選定や乾燥処理が重要です
  • 施工中に木材を傷めるリスクがあるため、力加減と道具の扱いには細心の注意を払いましょう
  • 床下の高さが低い場合は身体への負担も大きくなるため、無理をせず休憩を取りながら進めることが大切です
  • 安全管理(防塵マスク、保護メガネ、長袖作業着)を徹底し、薬剤やカビ、害虫との接触に備えましょう

これらの手順と注意点を守ることで、DIYによるシロアリ対策も十分に効果を発揮する可能性があります。ただし、不安がある場合や被害が広範囲に及んでいる場合は、無理をせずプロの診断を受けることをおすすめします。

ホームセンターで買えるシロアリ駆除剤を試してみた

ホームセンターでは以下のようなシロアリ駆除剤が手に入ります:

  • フマキラー シロアリアース(木部や床下へのスプレー型)
  • アース製薬 シロアリ用スプレー(即効性が期待できる)
  • ベイト工法セット(簡易タイプ/屋外設置型)
  • 水性タイプの木部処理剤(長期予防向け)
  • 床下用の燻煙タイプ薬剤(併用で効果アップ)

実際に使ってみた感想として、まずスプレータイプは即効性ありで、目に見えるシロアリや羽アリには瞬時に効く印象です。

ただし、数日経つと再び姿を現すケースもあり、持続性にはやや不安が残ります。ベイトタイプは長期的にコロニーごと根絶を目指せる利点がありますが、設置する場所やタイミング、周囲の環境条件によって成果に差が出やすく、定期的なチェックと補充が必要です。

さらに、水性タイプの木部処理剤は木材への浸透力があり、予防としての使用にも効果的でした。

施工後も薬剤が木に定着し、長期間にわたって再侵入を防ぐ構造になっています。ただし、作業時に乾燥状態を保たなければ薬剤が吸収されにくくなる点は注意が必要です。

コストは商品によって異なりますが、1,000~5,000円程度で購入可能で、一度の施工で10㎡前後をカバーできる商品も多いため、コスパ面では非常に優れています

また、薬剤の種類によっては追加で噴霧器や養生テープなどの補助アイテムも必要になることがありますので、あらかじめ作業環境を整えておくことをおすすめします。

総合的に見て、ホームセンターの駆除剤は手軽に始められる入門用として非常に便利ですが、定期メンテナンスと複数手法の併用が前提であることを念頭に置いて使用しましょう。

シロアリ駆除にバルサンは効果ある?実際に使って検証

シロアリ駆除にバルサンは効果ある?実際に使って検証

「バルサン」として知られるくん煙剤は、実はシロアリにはほぼ効果がありません

バルサンは主にゴキブリやダニ、ノミなどの室内に潜む衛生害虫に対して有効な薬剤であり、シロアリのように木材の内部や床下など深部に潜んでいる害虫には煙が届きにくいという構造的な問題があります。

私も実際に、床下に羽アリが発生した際にバルサンを使用してみました。

使用後は一時的に羽アリの姿が見えなくなったものの、2週間ほど経つと同じ場所にまた羽アリが現れました。

どうやら一部の個体が煙で移動したに過ぎず、コロニー自体はそのまま残っていたようです。つまり、一時的な退避効果はあっても、根絶や巣の駆除には繋がらないというのが実感です。

また、バルサンを使用することで室内の家具や家電に薬剤が付着するリスクもあり、使用前には念入りな準備と養生が必要でした。結果としては、手間とコストに対して期待する効果が得られなかったという印象です。

以上の理由から、シロアリ駆除にはやはり専用の薬剤やベイト工法のような、シロアリの生態に合わせた対策を講じる方が明らかに効果的です。バルサンは補助的な手段や、他の害虫対策としてなら活用の余地がありますが、シロアリ対策には適していないことを強調しておきます。

築15年の一軒家でシロアリ駆除を自力でやってみた感想

我が家は築15年、ここ数年で床下の湿気が気になるようになり、押入れの壁紙が波打つような症状も見られたため、念のため床下を点検することにしました。

すると、床下の一部にシロアリによる蟻道が確認され、木材の一部が明らかに劣化していました。特に玄関付近の基礎周辺に活動の形跡が多く見られました。

対策として、ホームセンターで購入したベイト剤を巣の近くに数か所設置し、さらにシロアリ用スプレーを蟻道付近や木部の接合部に噴霧しました。合わせて床下の通気性を改善するため、簡易の換気ファンも設置しました。

結果としては:

  • 1ヶ月程度で目に見える活動が止まり、蟻道の再構築も確認されなかった
  • しかし3ヶ月後には家の反対側の床下で再び羽アリが発生し、別の場所でも被害が出始めた

この体験を通して感じたのは、「DIYによる初期対応は一定の効果があるが、見えない部分や広がりを完全に把握するのは難しい」ということです。また、再発を防ぐには継続的な点検と、被害の広がりを見逃さないプロの視点が欠かせないと痛感しました。

最終的には、再発時に業者に相談して専門的な床下調査を依頼し、建物全体に防蟻処理を実施しました。その結果、ようやく被害の拡大を食い止めることができました。

シロアリ駆除でやってはいけないことは?素人が陥りがちな失敗

シロアリ駆除でやってはいけないことは?素人が陥りがちな失敗

以下のようなミスは避けましょう:

  • シロアリの通り道(蟻道)を途中で壊してしまう(巣へ戻れなくなり、別の場所へ分散・拡散する原因になります)
  • 十分な乾燥対策をしない(水分を好むシロアリにとって、湿った環境は天国のようなもの。床下の通気性を確保しないと再発リスクが高まります)
  • ベイト剤を誤った場所に設置して効果が出ない(シロアリの動線を正しく把握せずに設置すると、薬剤に接触しないまま無駄になってしまいます)
  • 一度の処理で終わらせようとする(表面上の活動が止まっても、コロニーが生きていれば再発します。継続的な監視と再処置が必要です)
  • 駆除作業中に他の木材へ薬剤が付着しないようにする対策を怠る(不適切な場所への薬剤の付着は、木材の劣化や健康被害の原因になることも)
  • 使用する薬剤や道具の説明書を読まずに作業を始める(成分や使用方法を誤解して使用すると効果が出ないだけでなく、思わぬ事故につながる可能性があります)

継続的な対策と経過観察が不可欠です。駆除した後も定期的な確認を行い、新たな被害や兆候が出ていないかをチェックし続けることが、長期的な安心につながります。

被害が拡大する前に気づける仕組み作りが、実は最も効果的な予防策といえるでしょう。

シロアリ駆除の費用相場や確定申告の疑問を解決

シロアリ駆除の費用相場や確定申告の疑問を解決

一軒家30坪のシロアリ駆除費用の相場は?業者とDIY比較

一般的に、一軒家30坪のシロアリ駆除費用は10万~20万円前後が相場です。

業者に依頼する場合は、床下の詳細な調査から始まり、薬剤の選定、専門的な施工、保証の提供など、手厚いサービスが受けられる点がメリットです。

中には5年保証や年1回の点検付きのプランもあり、長期的に見れば安心感があります。また、専門知識を持つプロが対応するため、見えない箇所や構造内部までしっかり処理されるのが大きな利点です。

ただし、当然ながらその分コストはかかりやすく、被害が広範囲に及んでいる場合や家の構造が複雑な場合には、20万円を超えるケースもあります。また、床下が狭くて作業が困難な住宅では追加料金が発生することもあるため、事前見積もりをしっかり確認することが重要です。

一方、自分で行う場合:

  • 薬剤や道具をすべて揃えても1万~3万円程度でスタート可能
  • 最近ではホームセンターや通販でも多種多様な薬剤・道具が揃い、DIYのハードルは以前より下がっています
  • ただし再発時のリスクや手間が増すことは避けられず、特にシロアリの巣を正確に把握できない場合には、根本的な解決が難しくなることがあります
  • また、誤った処理や中途半端な駆除は、かえって被害を広げるリスクもあるため、慎重な対応が求められます

DIYは費用を抑えたい人や、被害が軽度な場合に有効ですが、作業の手間や継続的な管理を自己責任で行う必要があることを理解しておくべきです。

シロアリ駆除の費用は確定申告で控除できる?制度の仕組み

シロアリ駆除の費用は確定申告で控除できる?制度の仕組み

基本的に、個人が行うシロアリ駆除は医療費控除や雑損控除の対象にはなりません

つまり、通常の住居のメンテナンスや予防的な対策として行う駆除作業については、確定申告時の所得控除に含めることはできないのが一般的です。

そのため、シロアリ被害の修繕にかかった費用を控除対象にできると誤解している人もいますが、多くのケースでは対象外となります。

ただし、例外的に認められるケースも存在します。

たとえば、地震や台風、洪水などの自然災害により住宅が損壊し、その影響でシロアリが発生した場合、修繕や駆除にかかった費用が雑損控除の対象となることがあります。また、火災保険や地震保険などで補填された場合でも、補償を超える部分については申告対象になる可能性もあります。

加えて、共有物件や賃貸物件において大家が実施する駆除については、事業所得の経費として計上できる場合もあるため、住宅の用途や名義によって扱いが変わる点にも注意が必要です。

いずれにせよ、税法は状況によって細かな判断が分かれるため、曖昧なまま自己判断せずに、税理士や税務署へ具体的な状況を伝えて確認することが重要です。手元に領収書や契約書、施工内容の記録があると相談がスムーズになります。

シロアリ駆除は必要ない場合もある?見極めるポイント

シロアリ駆除は必要ない場合もある?見極めるポイント

以下のようなケースでは駆除が必要ない場合もあります:

  • 羽アリの種類がシロアリではなく、クロアリだった(クロアリは木材を食べることはなく、害は限定的です)
  • 湿気や腐敗による木材の劣化と誤認(白カビや腐朽菌などが原因で、シロアリによる被害に見えるケースがあります)
  • すでに過去に処置済みで再発していない(前回の駆除が適切に行われ、再侵入の形跡がない場合)
  • 羽アリが一時的に侵入しただけで、定着していない(季節的な飛来であって、建物内部で繁殖していない)

また、建物の構造や築年数、過去のリフォーム履歴などによっても判断材料は異なります。

たとえば、新築から数年以内でシロアリ対策が施されている住宅では、軽微な兆候であれば深刻な被害に至らないこともあります。逆に、古民家や湿気が溜まりやすい住宅では、軽度に見える症状でも見えない部分に巣を形成している場合があるため注意が必要です。

こうした背景を踏まえて、駆除が必要かどうかの判断には専門的な知識が不可欠です。誤った判断で放置してしまうと、被害が静かに拡大し、数年後には修繕費用が何倍にもなるリスクがあります。

そのため、自己判断に頼らず、プロの点検や診断を一度受けるのがおすすめです。点検の結果「問題なし」と判定された場合でも、安心感を得られるという意味で大きな価値がありますし、早期発見にもつながります。

シロアリ駆除を自分でやってみたまとめと今後の対策

最後に、「シロアリ駆除を自分でやってみた」経験を以下にまとめます:

  • 完全な駆除は難しいが、被害の抑制には有効。市販薬剤やベイト剤を使うことで、一時的に活動を抑えることは可能です。
  • 定期的なチェックが大切(季節ごとに1回、春と秋は特に注意)。見た目で異常がなくても床下や木部の確認は続けましょう。
  • 駆除剤は用途に合ったものを選ぶ。スプレー型、ベイト型、木部処理型など、それぞれの特徴を理解したうえで使い分けるのがポイントです。
  • 初期の被害であれば自力でも対応可能。早期発見と迅速な対処が、自力駆除成功の鍵です。ただし、広範囲に被害が及んでいる場合は無理せず専門業者に相談しましょう。

おすすめ対策:

  • 木部の防腐処理を施すことで、シロアリが好む環境を減らす。
  • 雨漏りや配管の点検を定期的に行い、家全体の湿気対策を強化。
  • 定期的に床下点検をし、蟻道の発生や羽アリの出現にいち早く気付けるようにする。
  • 換気扇や除湿機の設置を検討し、床下の通気性を改善。
  • 家具や収納品の裏など、普段見落としがちな場所も定期的にチェックする。

ポイント:自分での対応は「一時しのぎ」ではなく、被害の初期段階に抑える予防策として有効です。

特に軽度な症状や早期段階であれば、自力でも十分に対応可能です。

ただし、被害が広がっていたり、複数箇所に症状が見られる場合には、業者との併用が最も効果的であることを忘れないようにしましょう。自分でできる部分とプロの力を借りる部分をうまく使い分けることが、住宅の長期的な保全において最も現実的かつ効果的な選択肢です。

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